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今回のブログはゴルフ初心者の人がドライバーを選ぶ基準をお伝えするものになります。
私自身はゴルフプロでもショップの店員でもない一介のサラリーマンゴルフファーですが、初心者から初めて約30年にわたりゴルフを続けてきた経験、レッスンプロの助言、また先輩や同僚の成長過程、そして失敗も数多く見てきました。
素人ではありますが、もし私が30年前の初心者に戻ってクラブを選ぶとしたら今回紹介する基準でクラブ選択をするとの思いで書きました。
私も初心者の頃はショップに行っても値段ぐらいしかクラブの違いが判らず、とりあえず値段が高ければ間違いないだろうぐらいの感覚でした。
今考えるとほんとに素人、そして時間も無駄にしてしまいました。ゴルフ初心者の方また、結構やってるけどクラブという道具にあまり興味がなかった方一度読んでみてください。決して無駄な知識にはならないと思います。
後悔しないクラブ選択してください。
何といってもドライバーは一番飛ぶクラブですが、値段もクラブのなかで一番高いですから!!
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ゴルフのドライバー選ぶのに決める3つの部分
ドライバーは3つの各部分の仕様によってその性能が決まってきます。
この① ② ③の3つの部分の性能を上げるために、ダンロップさんとかその他たくさんのメーカーさんが競ってます。
ですからこの3つの部分を順番に決めていけばいいんです。
それではまず一番始めに決めるドライバーヘッドから説明していきます。
①ドライバーヘッドで初心者は何を決めればいいの?
初心者の方がドライバーヘッドで決める項目は
- ヘッド形状
- ロフト角
この2つでOKです。
初めにヘッド形状を決めましょう
ドライバーヘッド形状を決めるフェース面(ボールが当たる面)の形、大きく分けて”シャローフェース”と”ディープフェ―ス”に分かれます。
それぞれの形状と特性を説明します。
『シャローフェース』
フェース面が横に長い形状で、ぱっと見オーソドックスな形のドライバーです。
スイングの誤差である横方向の打点のぶれに対応(いい意味でごまかす)して、ボールが左右にぶれずらいという特徴があります。
『ディープフェース』
フェース面が縦に長い、見た目ちょっとぼてっとした印象をもつ形状をしています、人によっては「げんこつ」のようなフェースという表現を使う人もいます。(笑)
「フェース面が縦に長い」ので上下のぶれによる弾道調整はやりやすいですが、ボールの打点位置が少し横にずれただけで左右に曲がりやすい傾向があります。
-
初心者に向いているヘッド形状はシャローフェース
フェース形状 | 弾道 | |
シャローフェース | 横に長い | 左右にぶれにくい |
ディープフェース | 縦に長い | 上下の調整が可能 |
初心者の方は最初は飛距離よりも左右のぶれが少ないドライバーを選ぶべきです。なぜならコースに出た時に距離は2打目でばんかいできますが、左右に曲げるとバンカーや池などのハザードが多くありそこからの脱出が難しいです。
また、山岳コースなどでは左右に曲げるとほぼ山の斜面にあるボールを打つショットになりやすくスイングの難易度が上がります、当然もっと曲がってOBばかりではゴルフのスコアメイクどころではありません。
ですから少し荒っぽい理論ですが、初心者の方が選ぶヘッド形状は左右のぶれが少ない「シャローフェース」を選んだほうがいいです。
ロフト角を決めましょう
ロフト角とは実際にボールがあたるフェース面とクラブを地面に置いたときにできる垂直線との間の角度のことを言います。
このロフト角は非常に重要で、ボールの打ち出し高さがこの角度で決まります。
一般的にドライバーのロフト角度は9度から12度の間です。ショップに多くおいてあるのは、9.5度、10.5度、11.5度だと思います。
飛距離だけを考えたら、ヘッドスピード等、他の要素が同じであれば、ロフト角度が小さいほう(上の3種類でいえば、9.5度)が飛びます。
しかし単純にそうはならないのがゴルフです、ロフト角度が少ないクラブを安定的に飛ばすのはそれなりの練習が必要になります。
一般的な男性の初心者がドライバーを打った場合の傾向
ロフト角度 | 飛距離 | 方向性 (左右) |
方向性 (上下) |
小さい(8から9.5 度程度) | △ | × | × |
標準(10.5度) | 〇 | 〇 | 〇 |
大きい(10.5~12 度程度) | ◎ | 〇 | ◎ |
これはアイアンでも、ロフトの小さいロングアイアンよりも大きいショートアイアンの方がやさしいのと同じ理屈です。
ですから私は10.5度以上をおススメします。というか最初は11.5度でもぜんぜん問題ありませんやさしくボールを上げて、正しいスイングを身につけたほうが上達が早いです。
なぜか9.5度のほうがカッコ良く見えるのか、又は気にしてないのかけっこう多くの男性初心者の方が9.5度のライバー使ってる印象があります。
初心者が選ぶロフト角:ロフト角は10.5度以上を選びましょう。
初心者の人がドライバーヘッドを選ぶポイント
②初心者はシャフトの何を決めればいいの?
そもそもシャフトとは、ゴルフクラブの軸棒のことです。この棒のしなりを利用してより遠くにボールを飛ばすことができます。
シャフトにはしなりのポイントが違うものやねじれが違うとかいろいろありますが、最初はそこまでこだわる必要はありません。
シャフトのしなりに大きく関係するシャフトの硬さだけ決めてください。
シャフトの硬さを決める
シャフトの硬さは男性(R、S、X)、女性(L、A)等の記号で分けられています。
シャフトに表示シールが貼ってありますからすぐにわかります。
シャフトの硬さを決める基準は?
シャフトの硬さを決める判断基準は一般的には、その人がスイングしたときのヘッドスピードで決めます。
ヘッドスピードが速い人は硬いシャフト、遅い人は柔らかめのシャフトを選ぶが基本。
男性(シャフトの硬さ:R<S<X)
S・・・少し硬い
X・・・もっとも硬い
※細かくはSR(SほどではないがRより硬い)とか、SX(XほどではないがSより硬い)とかありますが、初めのうちはそこまで細かく考えて選択する必要はないと思います。
女性(L<A<R)
A・・・少し硬い
R・・・Aよりさらに硬い(初心者にはほぼ関係なし)
ですからちょっと感覚的な表現になりますが、初心者の方は表にあるように「標準的」だとか、「力がある」とか普段自分が感じている体力、筋力を目安にシャフトの硬さを決めればよいと思います。
初心者の人がシャフトを選ぶポイント
③初心者はグリップの何を決めればいいの?
まずグリップの目的ですが、クラブを握ったときに滑らないようにするためのものです。
取付方は空洞になった樹脂系の製品(グリップ)をシャフトに差し込んで取り付けてます。
もともと新品のクラブを買えばそのメーカーの標準グリップがついてますから、よほど太さ等の感触があわなければ別ですが最初はそのまま使えばよいです。
中古クラブの場合、一部すり減っているのもけっこうありますので、グリップ交換が必要になってきます。
交換するグリップの確認すべき項目は、
- グリップ素材
- グリップ太さ の2つです。
最初にグリップの素材をきめる
グリップの素材はラバーグリップとコードグリップの2種類に分かれます。
・ラバーグリップ・・・ソフトな感触で、晴れの時の摩擦力は高い。
・コードグリップ・・・雨天時はコード材が引っ掛かりすべりずらい。
初心者の方だからどっちといいというわけではなく、あくまでフィーリングで選べばよいと思います。雨天時のラバーグリップもふけばいいわけですから、使えないわけではありません。私としては種類も豊富でコストも比較的安いラバーグリップがおススメです。
グリップ太さを決める
グリップの内側にM58、M60、M62の3種類のどれかが、書いてあるはずです。(レディスは記号がLにて表記:L56等)
M60はグリップの内径が0.60インチという意味になります。ですから0.60インチのシャフトに装着すれば標準の厚みを持ったグリップになります。
シャフトサイズ | ||||
0.58 | 0.60 | 0.62 | ||
グリップ サイズ |
0.58 | 標準 | 太め | ー |
0.60 | 細め | 標準 | 太め | |
0.62 | ー | 細め | 標準 |
グリップの外形はみんな同じですので、M60よりM58の方がグリップの肉厚としては厚くなりますので、少し太めのグリップにするには0.60インチのシャフトにM58のグリップを取り付ければよいことになります。
しかし、ゴルフスイングは「グリップに始まりグリップに終わる」といわれるぐらい重要で、繊細な部分です。
ですからグリップは初めの段階では太くしたり、逆に細くしたりすることなく標準サイズを取り付けて練習していくことをお勧めします。
初心者の人がグリップを選ぶポイント
初心者におススメのドライバーは?
ドライバーを売ってる各メーカーさんは毎年購入者の意見等を参考に改良に改良をくわえてますから、正直新製品が一番いいのは間違いないです。
特に飛距離の性能は新製品の方が旧品よりはアップしてるといっていいと思います。
ですが、問題は価格です。新製品は当然高いです.
ですから私は最初は過去に売れてる中古品から選ぶのがいいと思います。
私のおススメは過去に一番売れてるメーカー:ダンロップスポーツのシリーズ名:ゼクシオです。
いま値ごろ感のあるのは、ゼクシオ7ドライバー(2012年発売)です。
シリーズ:ゼクシオ
品番 :ゼクシオ7
ロフト角:11.5度
シャフト:Rタイプの硬さ(女性の場合はLタイプ)
オススメの理由
メリット
- 販売実績数が多いので、中古品も数が多く選択幅が広い。
- 日本製であり製品の信頼度が高い。
- 買い替え時の下取りが高い。
デメリット
- ゼクシオの名前のイメージがすこし年配者を想像させてしまう。
- 他のメーカー品よりは販売価格が少し高い。
しかし予算があってやっぱり新品か最新モデルがいい方はゼクシオシリーズではゼクシオテンになります。
ほとんどの初心者が選んで間違いないですし、もし万が一合わなくてく転売、下取り金額は他のメーカーを圧倒してますのでその点でも安心です。
シリーズ:ゼクシオ
品番 :ゼクシオテン
ロフト角:11.5度
シャフト:Rタイプの硬さ(女性の場合はLタイプ)
シリーズ:G410
品番 :G410 PLUS(プラス)ドライバー
ロフト角:10.5度(12度もあり)
シャフト:Rタイプの硬さ
ドライバー試打時に注意してほしいこと
- 男性の場合手打ちでも力のある人はヘッドスピードが相当出ますが、それを基準にしてしまうと手打ちにはあってるドライバーを選びかねないです。ショップの人は単に数値だけ見て商品すすめる人も中にはいます、初心者の方は今から変わるのですから最初のヘッドスピードは参考程度と考えていたほうが良いです。
- シャフトの硬さはメーカーによって同じR記号表示でも硬さが同じとは限らないと思っていてください。シャフトのしなり等はクラブ全体で決まるので、最初はメーカー標準セットの方が今後変更するにしてもベースがわかっているので調整しやすいです。
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まとめ
今回のブログ、ゴルフ初心者の方またはゴルフ経歴は長いが、ぶっつけ本番であまりドライバーの性能とかに興味がなかった人に少しでも参考になればうれしいです。
私がゴルフを始めた約30年前と今ではドライバークラブ性能は格段に良くなってますが、それぞれのクラブの選ぶ基準となるところはほとんど変わってません。
これからもクラブのそれぞれの部分の性能はよくなるでしょうが、選ぶ基準を知る知識があればゴルフクラブ選びに後悔や失敗が少なくなります。
さらに自分のスイングが安定してきたとき次にどの部分を変化させれば次のステップに進めるかがわかりやすくなると思います。
記事冒頭にも書きましたが、ドライバーはクラブの中でも最も高価格で簡単にやり直しができません。
後悔しないドライバーを選択をして、ぶれないぶっ飛びのボールを打ちましょう!
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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