今や日本中が知ることとなった日本女子プロゴルファー渋野 日向子(しぶの ひなこ)選手。
「勝因の一つはパッティング」
2019年8月、LPGA大会「AIG全英女子オープン」渋野選手優勝インタビューでの一言です。
テレビに映る渋野選手のパットがバンバン入るのを見ていて、どんな練習したらあんな強気のパットが打てるのか?
特別な方法があればやってみたい、壁ドンのボールを打ちたい(ホールの反対側にあたってインすること、念のため)笑
と思ったのは私だけではないはず、さっそく優勝時のパターと練習方法等紹介します。
渋野日向子選手の3種類のパット練習方法
渋野日向子選手のパット練習法、ゴルフダイジェストに掲載されてましたので私なりにまとめてみました。
練習で重要な項目は3つありました。
①アドレス時のボールの位置は左目真下
②手ではなく体幹でのストローク
③反復練習による距離感と集中力の訓練
それでは順番に紹介します。
①アドレス時のボールの位置は左目真下
左目からボールを落としてボール位置を確認
渋野日向子選手がアドレスをして左目からボールを落としているところ
左目の真下にボールが来ているか確認するする方法としてボールを落として確認するやり方は単純ですが、手軽に確認できる方法として優れています。
左目の位置にボールがあるとヘッドがアッパーにあたりますのでボールが順回転となり転がりの良いボールが打てます。
②手ではなく体幹でのストローク
両手のひらでグリップを挟んでストローク
渋野日向子選手がグリップを手ではさみ体幹でストロークしている、ボールの位置も左目
この練習のキモはグリップの持ち方です。
グリップを普通に握るのではなく両方から挟むような形で握ります。
この練習の利点はまず手先を使うことができないので無駄な力がグリップにかからない。
実際やってみたらわかりますが、これで手で打つことはほぼ無理!
体幹でストロークすることにより再現性がたかまり、緊張する場面でもヘッド軌道が安定するということですね。
チョット負荷をかける意味で、ヘッドカバーを付けた状態で練習するのもありだと思います、室内でも簡単に練習できます。
しかし渋野選手きれいな5角形の形ですね、ほんとお手本のような写真です。
③反復練習による距離感と集中力の訓練
この練習の方法は「仮想9ホールでのパッテイング」の表現で説明されてますが、今必ず実行している練習だそうです。
具体的な方法としては
ティを1mから50cmずつ伸ばして差し、仮想9ホールの練習
引用元 https://golfdigest-play.jp/info/17279789
それぞれホールまでの長さが違う(50㎝~5mの9か所)テーをマークして仮想の9ホールを作りました!ということです。
ここからそれぞれ打つだけなら距離感の練習にはなりますが、ここで終わらないのが渋野日名子選手の違うところです。
ルールとして仮想の1番ホールから9番ホールまで打って途中2回のミスまではOK。
3回ミスしたら初めからやり直しで、これが出きるまで帰れない(やめれない)というパット練習。
これは相当にきついです、基本技術もさることながら集中力を鍛える練習には最適ではないでしょうか!
ご自身も初めは3時間ぐらいかかったといってます。今はすぐ終わるとか(拍手!)
以上三つが渋野日名子選手が公表してくれた方法です。
簡単にまとめると
キーワード | 練習方法 | 練習の目的 | |
① | ボールの位置 | アドレスして左目からボールを落とす | 順回転のボールだし |
② | 体幹でストローク | 手のひらグリップでのストローク | ストロークの再現性向上 |
③ | 反復練習 | 仮想9ホールでのパッテイング | 集中力UPと距離感把握 |
3つの方法私たちでもすぐマネできます
①のボールの左目位置固定して順回転のきれいなボールだし
②体幹でのストローク練習で再現性を高める。
③反復練習で集中力を高める。
③の仮想9ホールでも距離を短くすれば私たちでも実現可能です。
正直プロではないのでさすがに5mは厳しですようね、ですから一番長い5mを半分の2.5mにするように仮想9ホールすべてを半分の距離にしても狙った効果はあるはずです。
なぜなら仮想9ホールの練習は、ボールを入れる練習というよりいかに集中力をきらさずに連続してストロークができるかということだと思うからです。
「集中力をキラサナイ」
これは本番のコースでもかならずやくにたちます。
早速練習してみましょう!
渋野日名子選手が使ってるパターは何?
ところで渋野日名子選手が優勝したメジャー大会で使ったパターご存知ですか?
もちろんこちらも調べてます。
渋野選手のパターはドライバーなどほかのクラブと同じPINGさんを使ってます。
渋野日名子選手もともとはマレット型のパターを使っていたそうですが、コーチのすすめもあり今はピン型に変更されたそうです。
パター(PING ):SIGMA2 Anser プラチナム仕上げ
ピンパターのオーソドックスな形ですが、ボールが当たる部分(フェース面)の構造に特長があります。
ヘッド素材:17-4ステンレススチール
インサート素材:ぺパックス(エラストマー)
PING契約プロの中井学プロの説明では
転がり自体はいいんだけど、選手の意図を超えて飛ぶことがない。入力に対する出力が揃えやすいパター。ちょっと乱暴な言い方をすれば「飛ばないパター」なんです
「飛ばないパター」てちょっとわかりくいですが、ボールを打った時に
「はじかないけどしっかり打てる」
これは渋野日名子選手のパターを見てると、ほんとにしっかり打ててるなと思うのは私だけではないでしょう。
最近ビビッて打ててないという方ちょっと試してみたらどうでしょうか(笑)
SIGMA2 Anserの市場価格は下記参考にしてください。
長さ調整機能付きは32インチから36インチまで調整できるようです。
ちなみに渋野日名子選手の使用ボールは
タイトリスト プロ V1 です。
パターとボールをセットで合わせれば気分は渋野日名子かな、今時ですからプレゼントでもいいかもしれません。
まとめ
渋野日名子選手のパター練習の三通りのやり方見てきましたが、まとめてみて改めて基本に忠実なやり方を地道にされてることを再認識しました。
①のボールの左目位置固定して順回転のきれいなボールだし
②体幹でのストローク練習で再現性を高める。
③反復練習で集中力を高める。
私たちにもできることばかりです、見習ってあの思いっきりのいいパッテイングができるようになりましょう!!
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